2015年4月14日火曜日

春合宿のご報告

看護学科2年の加賀谷水穂と申します。今回初めて投稿させていただきます。大変遅くなりましたが、春合宿のご報告をさせて頂きたいと思います。

神奈川県の津久井競技場にて、3月11〜15日の4泊5日の日程で合宿を行いました。3月の山中はまだまだ寒く、冷え込みも厳しいものでしたが、全体的に天候にも恵まれ充実した5日間を過ごすことができました。また、寒さのせいか広大な馬場と大自然のせいか、馬は元気いっぱいに動いてくれました。

今回の合宿では、1年生は新2年生に、2年生は新3年生に、それぞれの学年が新たに学年が上がることを常に意識して活動を行っていきました。

愛宕号、赤兎馬号、ヴィクトワール号の3頭の馬装については、1年生と2年生で2人1組になり、2年生は一切手を加えず1年生が一人で完璧に馬装を行えるようになされました。私はボア2枚を乗せる順序や折り返しの付け方など、未だ細かい部分にもたつくことがありましたが、5日間反復して上級生に見てもらいながら馬装するなかで、最終日にはひとまず春に迎える新入生に教えられるような自信をつけることができたように思います。これからの活動のなかでは、もっともっと早く完璧に馬装を行えるよう精進していきたいです。

練習と致しましては、午前3鞍、お昼を挟んで午後3鞍ほどで行いました。午前中は主に上級生が各個乗り、部班、直線障害、また今村教官の指導のもとコース障害を、午後には主に1年生が調馬策や上級生を交えての部班、1頭ずつで駈歩の練習を行いました。
1年生は初めて長靴を履いての練習となり、ゴム長とは違う感覚に戸惑いつつ、馬に扶助が伝わりやすいのか普段より動いてくれる感覚は、騎乗していてとても楽しいものでした。私自身、夏以来なかなか調馬策がとれずにいましたが、2日目からはようやく部班に参加させて頂き、駈歩の練習もできるようになり、大変充実した練習をさせて頂きました。
また、長靴持ちの1年生一同、入浴時には膝裏にできた長靴擦れ(?)に苦しむことになりました。もったいつけずにすぐに練習で履いていればそんなこと気にせず集中できたのに、とは某児玉大先輩のお言葉でございます。

夜には部屋を暗くして、録画した動画の上映会を行いました。普段の練習では慌ただしく、なかなか先輩方にビデオを見てもらう機会がないなか、たっぷり時間をとって指導して頂けるのは、自分の乗り方について見つめ直す絶好の機会となりました。また、昨年から細々と続いていた、各々が練習で感じた悩みを綴るノートが頭角を現し、食後の今村教官の横には、自分のノートを見てもらおうと行列ができました。

1日目の夜には新6年生の中川愛さんがいらしてくださいました。明日には音楽部に行かなくてはいけないという愛さんを部員一同引きとめに引きとめた結果、愛さんは津久井に留まり大いに飲み会を盛り上げてくださいました(終電を逃されました)。
2日目、3日目は夜遅くまで新歓についてのミーティングを行いました。4日目は津久井最後の夜ということで、疲労も相俟って飲み会は大荒れの模様、となったようです。残念ながら、私は乾杯した直後から記憶が途切れ途切れで詳しい様子をお伝えすることができませんが、新5年生の真野優子さんの腰が細かったのは覚えています。真野さん、その節は誠に失礼致しました…
また、翌日の朝ご飯のお手製お茶漬けがとても美味しく、酷使した胃に染み渡るようでした。調理班の皆さん、5日間美味しいご飯を本当にありがとうございました。

最終日には秋本先生(昭和58年卒)と田中美緒先生(平成27年卒)がいらしてくださいました。お忙しい中誠にありがとうございました。
この日は上級生の下乗りの後、今村教官と主将の末永さんが考えられたコースで部内対抗のミニレースが行われました。1年生から4年生まで学年もバラバラに、各チーム4人ずつのチーム愛宕、チーム赤兎馬、チームヴィクトワールの3チームがつくられ、人が次々と乗り替わるリレー形式の試合となりました。
コースは4つから成り立っており、最初の1コース目は小さい馬場を直線に進んで障害物の周囲を巻乗り、2コース目は長馬場の4分の3程を駈歩、3.4コース目は障害を飛んだ後にゴールという形でした。それぞれコースの終わりには乗り替わりを行い、この乗り替わりの迅速さも勝敗に影響してくるため、チームワークも試される奥深い内容です。
このイベントには1年生も参加させて頂きました。夏合宿のときにはタイムや模擬放送をやっていたことを考えると、騎乗して参加できることに、夏からの成長を感じると共に感慨深い思いでした。
ミニレースは2回行われ、2回とも3年生の小野寺葉子さん率いるチームヴィクトワールが1位を勝ち取りました。こちらのチームには後日、主将から景品が送られるとのことです。主将の末永さん、楽しみにしております。

濃密な5日間を終え、部員全員がそれぞれ充実した時間を過ごせたものと思われます。再びこの津久井競技場で合宿を行うことができましたのも、OB・OGの皆様のご支援のお陰であると存じます。誠にありがとうございました。今回の合宿で得られたことを胸に、馬達を大切に愛でつつ尽くしつつ、今後の活動に励んでいきたいと思っております。

最後になりますが、5日間という長い期間ご指導くださりました今村教官、お越し頂いた秋本先生に、心から感謝の意を申し上げます。
今後ともご指導に応えるべく、部員一同頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。