2012年12月31日月曜日

農工大戦

医学科一年の板木です。
12月24日に行われました農工大戦についてご報告申し上げます。

私は小障害飛越競技に出場させていただきました。この競技は規定タイムとの差が小さい選手が勝つというルールでした。騎乗する馬は東京医科大学が所有するヨイチオー号だったため、東京医科大学の先輩に馬の特徴を尋ねました。その話では、障害前で馬が左右によれやすく、他の馬以上に回転で動かすことを意識しなければならないとのことでした。そのため試合では、回転で馬を動かし、障害前では拳は使いすぎずに安定させ、脚で馬をはさみ、よれを防ぐことを心がけました。想像していたよりも馬は扶助に素直で、減点0で走行を終えました。しかし、規定タイムとの差が大きく、相手選手に負けてしまいました。

今回の試合では、全学で活躍していると思われる選手も出場しており、その技術の高さと自分との差を肌で感じることができ、見学していてとても勉強になりました。これからしばらく試合はありません。しかしそのような時期だからこそ、普段の練習や試合を通して学んだことをもとに、自分の騎乗を基礎から見直して修正し、来シーズンにつなげていきたいと思いますので、今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

最後になりますが、寒い中応援に来てくださった秋本憲一先生に感謝申し上げます。

2012年12月14日金曜日

先週の練習報告

初めて投稿させていただきます、看護科1年の藤川真梨です。
12月8日(土)、12月9日(日)の練習について報告を致します。

ついに馬場が凍る季節になりました…!
両日とも晴天だったのですが、日曜日の朝、馬場へ足を踏み入れると何やら硬い感触…
馬場が凍るってこういうことなんだ!と驚きました。
そのため日曜日の午前は馬房掃除や馬の手入れをして過ごしながら、馬場が溶けるのを待っていました。

さて、土曜日は8名の部員が参加しました。
午前中は赤兎馬号・シュークリーム号・甲斐号で部班を、午後は赤兎馬号で主に速歩での調馬策をしました。私は赤兎馬号に騎乗させていただきましたが、馬を上手く動かすことが出来ませんでした。
主な原因は、膝で固めて乗っていること、肩が縮こまってしまい姿勢が崩れていることです。
先輩の指示で鐙上げをすると、膝の力が抜ける感覚が分かりました。
その感覚を速く体に覚えこませたいです。
また、調馬策なしでの駆歩にも挑戦させていただいたのですが、まったく出すことが出来ずとても悔しかったです。
これも脚が効いていなかったことが主な原因ですので、とにかく膝に力を入れず踵を踏み下げ、馬体に脚を密着させるよう意識したいです。


日曜日は10名の部員が参加しました。
練習は午後のみで、赤兎馬号・甲斐号で部班をしました。
私は甲斐号に騎乗させていただきました。
甲斐号は赤兎馬号とは反動やクセもだいぶ異なりますが、私個人として反省すべき点は前日の練習で感じたことと同じでした。
先輩から同じ注意ばかり受けないよう、しっかり精進していきたいです。
具体的には、膝・肩の力を抜くこと、鞍の前に座ること、踵を踏み下げることを意識したいと思います。

先週の練習報告は以上です。
これからが冬本番、まだまだ寒い日が続きますが、張り切って練習に励みます!
これからもどうぞよろしくお願い致します。

看護科1年 藤川 真梨


















2012年12月7日金曜日

先週の練習について

医学科1年の末永大希です。12/1(土)、2(日)の練習について投稿させていただきます。
先週は土曜日10名、日曜日7名の部員が参加しました。
二日とも晴天で、私は両日午前午後とも騎乗させていただきました。
土曜日は爽やかな朝、馬場に落ちた大量の枯葉を掃いた後、練習を開始しました。
午前、シュークリーム号は1鞍目に中沢先輩が騎乗されましたので、2鞍目に騎乗した私はシューがとても元気良く動くように感じました。ひたすら軽速歩をする中で先輩方に注意されたこととして、脚を引くこと(腹帯の少し後ろに脚をおく)、かかとを踏み下げること、上体を前傾させないこと、拳を下げ、むやみに動かさないこと、顎を引くことなど、改善すべき点が多くありました。注意されたことにしっかり意識を向け、今後の練習に励んでまいります。軽速歩の練習の途中で先輩から正反撞をとるように指示がありました。これは速歩の最中に軽速歩をとらずに鞍に座る乗り方です。いざ正反撞をとると、背中の揺れで体がポンポンはねる恐怖からひざに力が入ってしまったと同時に足がぶらぶら動いてしまいました。難易度の高いこの乗り方を習得できるよう、まずはひざの力を抜いて脚を自由に使えることを目標にしていきます。
午後もシュークリーム号に乗り、馬場の外側半面で軽速歩と常歩をしました。この練習では先輩に、鞍の上では坐骨でバランスをとるということを教えて頂きました。それまで、椅子にどっしりと座るように騎乗し、背骨の末端で体重を支えていたため、うまく鞍の上でバランスがとれていませんでした。実際に坐骨で座るよう意識すると、上体を起こしやすくなっただけでなく、かかとも踏み下げやすくなったように感じられました。

日曜日の午前は赤兎馬号に乗り、今村先生による調馬索のもと、初めて駈歩の練習をさせていただきました。先生のご指導の通り、常歩の状態で内方の脚をあて、一気にその脚を押し込むと駈歩を出すことができました。想像していたほどの恐怖感はなく(安全バーを思いっきり握りしめていましたが・・・)、先生が「ブランコのような」と表現されたリズムのある動きを楽しむことができました!また、先生、先輩方に、手綱の左右の長さを常に同じに保つこと、上体をおこし、脚がぶらぶら動かないようにする、などのアドバイスを頂きました。次に駈歩の練習をするときは、この点に注意していきます。
午後はシュークリーム号に乗り、外側半面で軽速歩の練習をしました。姿勢が悪いのか、脚がなかなか効かず、田中先輩、中沢先輩に追い鞭をして頂きました。早く自分の脚で動かせるようになりたいです。

先週の練習報告は以上です。この土日は、今まで以上に多くを学ぶ二日間となりました。学んだことを次の練習につなげられるよう、努力していく決意です。最後に、常日頃ご支援、ご指導を頂いておりますOB,OGの皆様方、今村教官、先輩方、同学の皆様、そしてお世話になっている馬たちに感謝申し上げます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

医学科1年 末永 大希

2012年11月25日日曜日

乗馬教室

医学科3年の中川愛です。
本日は晴空の下、秋の乗馬教室を開催致しました。
今回は、
久保田邦之先生(昭和35年卒)とご友人
秋本憲一先生(昭和58年卒)
石川悟先生(平成24年卒)とお連れ様3名
にご参加いただきました。

前日まで雨が降っており、天気も心配ではありましたが、
当日は爽やかな秋晴れとなり、紅葉も綺麗な中、乗馬教室を行うことができました。
久保田先生は赤兎馬号、秋本先生はシュークリーム号、石川先生はカイ号に騎乗されました。
毎回OBOGの方々の騎乗なさっているところを拝見していますが、
「馬術はずっと続けられるスポーツだからね」
と言われますと、
「はぁぁぁぁぁぁぁ確かに」
と心の中で思わずにはいられません。

午前の騎乗が終わった後は、今回はBBQではなくお鍋となりました。
後輩が作ってくれたお鍋はとても美味しく(笑)、またOBOGの方々からも大変ご好評いただきました。
焚火をしながら大勢で団欒する光景がとても暖かく感じられました。
このようにOBOGの皆様とお話しできる機会があることを、とても嬉しく思っております。

改めて今回ご参加くださった先生方、ご友人の皆様に感謝申し上げたいと思います。
本日は誠にありがとうございました。
これからも部員一同、部活に励んで参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

P.S.今村先生はジャパンカップを見るためにテレビを見に行ったものの、途中で寝てしまい、なんで起こしてくれなかったんだと5年生の大野さんに当たっていました。今日もスカイパークは平和です。

2012年11月19日月曜日

今週の練習報告

看護科1年の中井柚香です。11月17、18日の練習について御報告させていただきます。

今週は天候や馬場の状態により、土曜午後と日曜午前は馬房掃除等々の作業を行いました。そして、土曜午前と日曜午後に赤兎馬号、シュークリーム号で練習をさせていただきました。今週は1、2年生優先で乗せていただいたため、1年生のわたしは沢山練習をすることができました。

練習では、主に部班での速歩と、2年生以上は加えて駈歩を行いました。
わたしは両日共に赤兎馬号に騎乗させていただきました。軽速歩では、脚が馬体に密着していなかったために脚が全く効かず、しっかり動かすことができませんでした。他にも、踵が下がっていない、拳が上がってしまっている、姿勢が前傾してしまっている…などなど、かなり基本的なところを注意されてしまいました。
未だに出来ていないことがとても悔しかったです。
しっかり意識して、次の練習では同じことを注意されないようにしたいです。

また、日曜に初めて、調馬索無しでの駈歩をさせていただきました…! 何度もチャレンジしたものの一度しか出すことができず、モヤモヤは残りましたが、挑戦させていただいたことがとても嬉しかったです! 馬の上では必死でガチガチでした(笑)
駈歩が出なかった主な原因は、脚での合図を(合図するタイミングも含め)馬にうまく伝えられなかったことと、拳で邪魔をしてしまっていたからでした。次回の練習までに、先生や先輩方、板木に教えていただいたことを振り返りつつビデオを見返し、反省を次に繋げていきたいと思います。また、今回本当に必死すぎてガチガチだったので、次回はもう少し落ち着いて乗りたいと思います。

来週も頑張ります!
これからも御指導、御支援宜しくお願い致します。

看護科1年 中井 柚香




2012年11月12日月曜日

サムス准将杯争奪戦について

 医学科四年の中澤宝です。昨日行われましたサムス准将杯争奪戦について書かせて頂きます。

 サムス准将杯争奪戦で、慈恵は慶應に負けて予選敗退を喫しました。
 試合が終わった直後は「なぜ負けたのだろう」と思っていました。
しかし、今は「負けて当然だな」と思っています。

 今回、馬の調子は悪かったです。しかし、馬の負担を減らして人の負担を増やすような練習メニューをしましたし、選手だけが練習をさせていただいたので十分な練習はできたと思います。実際、反省すべき点はあるにせよ、選手個々の技術は他大学と比べて引けはとらなかったと今村先生も仰っていました。

 ではなぜ負けたのか?負けた原因は大橋先生の仰っていた言葉に濃縮されています。

 「慈恵は他大学と比べて覇気がなかった」

 今回の試合直前は円陣を組むことはなく、部員全員で「絶対優勝するぞ!」と大声を上げることもなく、選手全員で愛宕神社に参拝することもできませんでした。これらは東医体の時には自然と出来ていたことでした。東医体の時は部員の一人が自主的に諏訪大社に必勝祈願の絵馬を書いてもくれました。
 こうした違いを改善できなかったことが、今回の敗因だと思っています。
 東医体優勝、個人戦入賞独占後に、今村先生から「すべからく半分の出来が最上で、十分は驕慢を生む」、大橋先生から「勝って兜の緒を締めよ」と仰って頂いたにもかかわらず、改善できなかったことが悔やまれます。
  来年度は同じ過ちを繰り返さぬよう、児玉を中心として部員全員で声をあげ、勝利を目指して団結できるようにします。

 最後となりますが、大橋先生、秋本先生、横井先生、加藤先生、清水先生、久保田様、お忙しい中お越し頂き有り難うございました。
 来年度は「覇気のない」とは言われない試合を致しますので、変わらぬご指導ご鞭撻の程を宜しくお願い申し上げます。

医学科四年 中澤宝

2012年11月4日日曜日

11月3、4日の練習について


いよいよ来週はサムス准将杯争奪戦です!今年度の医歯薬リーグ最終戦となる重要な試合なので、部員一同気合い十分です。
選手たちは手厚いサポートのもと、赤兎馬号、シュークリーム号で障碍飛越などの練習をしました。試合直前ということもあり、総仕上げともいえる内容でした。
そんな練習をして適度な緊張感が走る中、こころを和ませる出来事がありました。





迷い犬です!(写真は愛宕と犬です。)

お昼休みに突如あらわれました。ブラックタンの柴犬です。かわいいですねー
まだ若いみたいでとにかく元気です。かまってくれる人がいて嬉しいのか、初めて見る馬に興奮しているのかよくわかりませんが、とにかく馬場を走り回っていました。

慈恵馬術部のエースこと1年の板木は、犬がコワくてほんろうされっぱなしでした。笑(写真は板木と犬)

けっきょく土曜日は一日中馬場に居座っていました。しかし、日曜日には姿を現しませんでした。ちゃんと飼い主のもとに帰れていればいいのですが、、、


医学科4年 中澤 宝

2012年11月2日金曜日

新人戦

 看護科2年 桑原 彩希です。


10月に行われました、新人戦に出場させていただいたので、この慈恵馬術部ブログにてご報告させていただきます。

新人戦は予選がジムカーナ競技で、本戦が障碍飛越競技という試合構成でした。

私の技術を考慮して予選であるジムカーナで、自分の納得のいく走行をすることを目標に掲げながら練習に励みました。馬場では、この目標に向けてジムカーナをメインとして練習しました。練習中は今村先生や先輩に時には厳しくご指導いただき、精神的にも技術的にも、今までとは違う自分に大きく成長できました。

 初めてのジムカーナ試合でとても緊張していたので、とにかく経路違反にならないようにコース下見の時には、何度も何度も先輩方や今村先生から教えていただいたことをイメージしながら周りました。試合直前、緊張していると今村先生から「無事に回ってくればそれでいい。」といわれ、緊張が少し和らいだのを覚えています。

そして本番。アビームとともにジムカーナへ。一つ目の巻き乗りでは大回りになってしまいましたが、二つ目では思ったように回れました。また、クロスは馬場で練習したものよりも少し高めでしたが、なんとか落馬せずに通過しました。私は障碍を跳ぶことに興味があったので、クロスはとてもいい経験となりました。練習のときに目標にしていた自分の納得のいく走行とはなりませんでしたが、経路を回れたことを私の試合経験の第一歩としたいと思います。

結果は、予選敗退。まだ予選通過する実力には至っていないと理解していましたが、やはり他大学の選手に負けるということに悔しさを感じました。今回の試合に出場させていただいたことは、いい刺激でした。拍車がかかりすぎていたことを反省点とし、これからも技術向上を目指していきたいと思います。

 今回、こうして新人戦という大会に出場させていただいたことを、指導をしていただいた今村教官、お世話になっているOBOG の皆様、選手優先で練習のサポートをしていただいた部員の皆様に感謝しています。

どうもありがとうございました。
2年看護科桑原彩希
  

2012年10月20日土曜日

新人戦

医学科2年の中澤峻です。10月14日に行われました新人戦についてご報告申し上げます。

予選のジムカーナですが、以前に東医体でのジムカーナ競技の経験がありましたので、そこまで気負いせず試合に臨めたと思います。自分が乗る馬の準備運動や試走を拝見し、少しはねるくせのある馬で、今村先生が慎重にゆっくり走行しろとおっしゃっていましたので、自分なりにイメージを立てていたのですが、1鞍目の方が駈足で飛ばしてきたので、スラローム以外は駈足で行けという指示にすぐに変更となりました。本走行ではスタート後のスラロームは慎重に誘導し、その後は駈足で行きました。2回目の巻きのり時に少し大きくなってしまいましたが、ある程度ベストを尽くせたと思います。しかしながら5鞍目の昭和大学の方に0.6秒及ばず敗退してしまいました。結果が出せなかったことはとても残念ではありますが、新人戦前の体育週間を含めた練習ではジムカーナや障碍の練習を新人戦の選手優先でさせていただき、とても有意義な時間をすごさせてもらい、今村先生や練習に付き合ってくれた部員の皆様には感謝の思いで一杯です。

OBOGの皆様、今村先生、部員の方々のご支援ご指導に感謝の意を申し上げると共に、今後も練習に尽力して参りたいと思います。ありがとうございました。

医学科2年 副将 中澤峻

2012年10月17日水曜日

新人戦

医学科2年の真野優子です。
10月14日に山梨県馬術競技場で行われました、新人戦についてご報告させていただきます。

新人戦は、予選ではジムカーナ競技、予選を勝ちあがれば障碍飛越競技という競技内容でした。
私はこの新人戦に出場させていただいたのですが、私を含め新人戦に出場することが決まった2年の部員は、連休や体育週間を使って練習に励みました。今村教官や先輩方に、私は特にジムカーナ競技の練習を見ていただき、とても濃い練習内容の部活動となりました。

本番では、ノースランドライディングクラブのノースリバー号に騎乗させていただきました。
まだまだ試合の出場経験が浅く、貸与馬に慣れていないという自覚はあったものの、準備運動馬場での2分間の準備運動では思っていた以上に指示がスムーズに馬に伝わっていることを実感でき、丁寧に競技に挑もうと思うことができました(実際に、ノースリバー号は優秀馬匹に選ばれました。)。
しかし、本番のジムカーナ競技では、2つ目の巻きのりをするときに十分に速度を落とせず、その次の一本橋の入り口できられてしまい、そこがタイムロスにつながってしまいました。
結果的には、予選通過をすることができませんでした。

部活動での練習と同じミスをしてしまったのが今回の試合の最大の反省点だと思っています。
この反省点を生かして、今まで以上に丁寧に馬を誘導できるよう練習励んでいきたいと思います。

今回の試合のために練習を見てくださった今村教官、いつもお世話になっておりますOBOGの皆様、熱心にサポートしてくださった先輩方や後輩たちに大変感謝しております。
ありがとうございました。

医学科2年 真野優子

2012年10月6日土曜日

平馬杯争奪戦(個人戦)

医学科一年の板木です。先日行われました平馬杯争奪戦(個人戦)について報告させていただきます。


予選リーグ
ノースオレッチ号に騎乗しました。私より先に騎乗した信州の選手がかなりの好タイムを出していたので、絶対に攻めなければ勝てない状況となりました。
最初は外をまわる予定だったコースもインを攻めたのですが・・・結果0.6秒及ばず。
走行後は悔しいやら情けないやら申し訳ないやらで、沈んだ気分でいました。しかし、同一馬匹内2位の選手の中で減点0の中でタイムが一番速い人が決勝リーグに上がれるワイルドカードを勝ち取り、ラッキーなことに準々決勝に上がることができました。


準々決勝
なんと5年生の大野さんとの試合になりました。騎乗した馬はハヤフリート号。くじ引きの結果大野さんが前段となりました。大野さんは最終障害でバーをポロッと落としてしまい、減点4。しかし良いタイムだったので、減点がついた場合勝ちが難しくなる展開でした。私はとにかくバーを落とさないことを意識し、なんとか減点0で帰ってきました。しかしタイムでは大野さんに及ばず、準決勝に上がったものの、私もまだまだだと痛感させられる結果となりました。


準決勝
今度は四年生の宝さんとの試合となりました。馬はまたまたハヤフリート号。じゃんけんの結果、私は前段となりました。準々決勝で乗った馬なので、インコースを選び、タイムを縮めることを心がけました。結果、お互いに減点0でしたが、なんとかタイムで逃げ切り、決勝に上がることができました。


決勝
またしても!またしても二年生の児玉さんとの試合になりました。東医体個人戦決勝と同じ対戦カードです。またもやじゃんけんに負け、私は前段となりました。騎乗した馬はホクトファング号。とにかく重い馬でした。
結果は・・・負けました。非常に非常にひじょーーーに悔しいです。決勝まで上がっておきながら、目の前で優勝カップを奪われてしまいました。敗因は、私が馬を動かしきれなかったこと。これに尽きます。



今回の試合は、私としてはあまりにも内容に反省点が多く、2位という結果はラッキーだったと思っています。しかし、慈恵が表彰台を独占できたことは、本当に嬉しいです!他大の選手と全然当たらず、慈恵による部内戦状態になってしまったことも、空気読めないなぁと思いつつ嬉しいです(笑)
最近では、他大の方々から「慈恵強い」、「慈恵ノってる」と言われることが多くなりました。今回の結果に慢心せず、さらに強い慈恵馬術部を目指して、練習に励みたいと思います。



最後になりますが、山梨まで応援に来てくださった秋本憲一先生、日頃からお世話になっているOB・OGの皆様、今村先生、先輩方、同輩、そして馬たちに、心からの感謝を申し上げます。

2012年10月3日水曜日

個人戦

医学科3年の中川愛です。
先日行われました平馬杯(個人戦)に出場させていただきましたのでご報告させていただきます。

まず医歯薬の試合に出るのは新人戦以来だったので、ものすごく不安なまま迎えた試合でした。
9月は主に赤兎馬で障碍の練習をさせていただいていましたが、上手く飛べたという感覚をつかめないまま試合1週間前を迎え、気持ちの上でも非常に焦っておりました。
先生にも先輩方にも、「選手の中でもお前が一番心配だ!」と言われていましたし(笑)、
とにかく落馬せずにコースを回ってくることを第一の目標にしていました。

山梨の競技場に着いた後は時間をかけて下見をすることができ、そのおかげか本番もかなり精神的に落ち着いて乗ることができました。騎乗した馬もとても良い子で、自分とも合っていたようです。
準備運動後、引きつった笑顔くらいは作れる余裕がありました笑
そして本番の走行。
1番障碍はとにかく大事に飛ぼうといつも以上に意識しました。
2~4番障碍も通過。
それまではインコースを攻めるなど考えないようにしていたのですが、一瞬「行けるかも?!」と思えたのでそのまま内側を回り、オクサーの連続障碍・・・も無事通過。
8番以降で馬がちょっと加速したので抑えるようにして10番の垂直障碍に向かい、
あ、飛べた。
と思った瞬間一気にほっとしました。笑
結果は予選敗退となりましたが、自分でも驚くくらい丁度良い緊張感の中乗れたと思います。
問題は常にこの精神状態で臨めるかどうかだな、と。
そのためにはそれまでの準備(普段の練習の積み重ねや下見)が重要だということを実感しました。
あとは最初が肝心ということで1番障碍を丁寧に元気よく行こうとあらかじめ肝に銘じておいたこともよかったのかなと思います。
今村先生にはまだまだ体を起こすのが遅いとご指摘いただいたので、今後も自分の癖を直していきたいと思います。あとやはりタイムで負けてちょっと悔しかったので、馬のスピードにも慣れていきたいです。


書いていて、どれも当たり前なことではあるのですが、試合に出ることで言葉で捉えるよりもずっと強く実感することができました。
このような経験を与えてくださった今村先生や、サポートに回って下さった先輩方・同学・後輩には本当に本当に感謝しています。
やはり普段の練習では見つけられないことが、試合で見つけられることができると思うので、後輩にも是非そのような経験をしてほしいなと思います。
というわけで、これからは2週間後の新人戦に向けて後輩のサポートをすべく頑張りたいと思います!

最後になりましたが、お忙しい中いらしてくださった秋本先生に御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

2012年10月2日火曜日

平馬杯争奪戦


 医学科年の中澤宝です。自分の試合の振り返りになってしまい恐縮ですが、一昨日行われました平馬杯争奪戦について書かせていただきます。

予選リーグ
 平馬杯争奪戦の予選リーグは七つのブロックに四名ずつ別れ、それぞれ同一馬匹内で一位の選手のみが決勝トーナメントに出場できます。(ただし、各ブロックの二位の中で、減点0でタイムが一番早い選手だけは決勝トーナメントに出場できます。1年の板木はこれで決勝リーグに出場できました。)
 初戦では、大野さんが東医体準決勝で騎乗し、一反抗をされた馬に騎乗しました。脚が少しでも足りないと、踏切が合わないので、とにかく障碍前では脚を必死で使いました。結果、タイムはまずまずですが、満点走行で帰ってくることができました。今村先生から「初めてまともな走行をしたな」と笑顔で仰って戴きました。しかし、障碍間で身体が起きていないと、秋本先生や雨宮先輩からご指摘を受けたので満足のいく内容ではなく、馬に助けられた結果だと思っています。
 その後、私は一鞍目だったので走行後に、争う相手が経験者二名、6年生一名だと知りました。「これは勝ち目がないかな〜」と思い他の慈恵の選手を観戦していました。しかし、気づけば私の相手の三名中二名は一落、一名は落馬。いつの間にか決勝トーナメント進出が決まっていました。思わず、「なんか勝ってしまいました」と言い、今村先生に笑われてしまいました。

決勝トーナメント 第1試合
 児玉や板木が東医体個人の決勝で騎乗した馬での試合となりました。この馬は日頃から板木が「できることなら飼いたい」と絶賛している馬で、障碍を飛越した時の滞空時間が非常に長い馬です。正しいタイミングで随伴を深めにすることと、障碍間で身体を起こすことを意識しました。
 結果は満点走行で、相手が落馬失権でした。実際に騎乗してみると、非常に扶助に素直で板木が絶賛する意味がわかりました。しかし、馬が飛越するよりも先に随伴してしまうことがあり、馬が拒止しなかったから良かったものの、またしても馬に助けられた結果となりました。

決勝トーナメント 準決勝
 板木との試合になりました。部内戦です。学年は三つも下ですが、馬術歴・実力は桁違いの相手です。今村先生からは「胸をかりるつもりでいけ」というお言葉を頂戴しました。じゃんけんをして勝った私は迷わず後段を選びました。大人げなくても勝てればいいのです。
 結果はお互い満点走行。「もしかしたら勝てるんじゃないか」と内心思いつつ、放送でタイムを聞くと4秒差で板木の勝利。極めて妥当な結果でした。板木と違い、ショートカットなんて高等な技術は持ち合わせていない私は完敗しました。彼女の走行をよく見て技術を盗みたいと思います。

決勝トーナメント 三位決定戦
 最後に騎乗したのは今まで障碍のコースを回ったことがないという新馬でした。乗ってみると今までの馬と違い、曲がらない曲がらない。今村先生も準備運動馬場で小さく巻き乗りをさせない程でした。これは私の技術では厳しいと思いつつも、ここまできたからには入賞したいと思い、覚悟を決めて走行しました。
 結果は5番障碍で三反抗失権でした。主な原因は4番を飛越後に馬を抑えるために拳に頼ってしまったことと、5A障碍での先飛びだと今村先生からご指摘を戴きました。
 相手は予選で板木を破った信州の千野くんだったので、負けたと思い落胆しながら、彼の走行を見守りました。案の定、千野くんの走行は私よりも安定感があり、スイスイと飛越していきます。しかし、第5障碍にきたとたん馬が反抗。結局相手は5A障碍を飛ぶことができず三反抗となり、僅差で勝利しました。完全に私のせいで馬が反抗するようになったので、千野くんと馬匹には申し訳ないですが、結果は三位入賞。素直に嬉しいです。

 試合全体を通して考えると、技術における反省点は多く、馬と相手のミスに助けられる場面が多かったです。今後は、今回の結果に慢心せずに、今村先生のもと更なる技術向上に励みたいと思っています。

 今回の結果は四年間にわたり、OB,OGの皆様の変わらぬご声援があったからだと思っております。本当に有り難うございます。これからも恩酬常に誠となるよう、新人戦・サムス杯優勝を目指して頑張って参りますので、変わらぬご指導ご鞭撻の程を宜しくお願い致します。
 最後となりますが、台風が迫る中、山梨までご足労頂いた秋本先生に感謝申し上げます。

医学科4年 中澤 宝

2012年9月17日月曜日

お祝いの前に

医学科3年の中川愛です。
明日(日付が変わってしまったので今日ですが…)は東医体の祝勝会ですが、その前に先日9月14日の金曜日にスカイパークの馬である高遠が死去しましたことをご報告させていただきます。
高遠は、私が入部したての頃に、大野さんやかつていらっしゃった山本啓さんが少しだけ乗っていらしたのを覚えていますが、その後は腫瘍のために引退生活となっていました。
それでも飼いの時間になると真っ先に催促をしたり、手入れの最中に思いっきり噛んできたりと、パワーあふれる馬でした。
今村教官もとても可愛がっていて、思い入れのある馬だったそうです。
土曜日に今村教官、佐藤さんと部員一同でお別れをしてきました。
高遠の冥福を祈ります。
高遠、ありがとう、お疲れ様。



2012年9月9日日曜日

9/8(土)の練習報告

医学科2年の真野優子です。
今日は午前中は5人、午後は7人が部活動に参加しました。試験期間中や実習期間中の部員が多かったため、人数はやや少なめですが、少ないながらも皆で協力して部活動に打ち込むことができ、学年関係なくいい意味でアットホームな部活だなと改めて感じました。
自馬である愛宕Ⅱ号とシュークリーム号が脚の調子がすぐれないので、赤兎馬号と甲斐号で練習を行いました。午前午後ともに、主に速歩と駈足の練習を行い、1年生の中井は、今日初めて調馬策で駈足の練習を行いました。
8月後半は試験期間であったため、私は東医体以降初めての部活動でした。東医体以前の感覚が薄れている気がして、焦りを覚えましたが、これからも練習に励んで感覚を取り戻しつつ、より上達できるよう頑張りたいと思います。
医学科2年 真野優子

東医体及び幹部交代について

お久しぶりです。
医学科二年の児玉啓輔です。

試験が終わり、ぞくぞくと夏の試合のご報告が続いていますが、僕からもご報告させていただきます。
ちなみに長いです。すいません。


東医体優勝しました!!!

やりました!!
念願の東医体優勝です!

振り返ってみると、2月か3月に、今年の新歓のPVを作る過程で挑戦した「口移しでリンゴを馬にあげる」という難易度の高い技に挑戦していましたが、結局シュークリーム号には怖くてあげることができなかったということがありました。
そこで「よし!二年生の目標はシュークリーム号に口移しでリンゴをあげられるようになることにしよう!」と考えていましたが、なんとその目標を4月1日、二年生一日目にして達成してしまい、「うわ、二年生の目標無くなっちゃったわ〜」と落ち込んでいたら、複数の先輩から「いや、目標は東医体優勝だろ!」と怒られたことがなかなか懐かしいです。

シュークリーム号に口移しでリンゴをあげたあの日から、とにかく東医体で優勝することだけを考えて練習してきましたが、結果をだせたことで、今までの努力が無駄ではなかったことが証明され、大変嬉しかったです。


僕の試合のみではありますが振り返ってみますと(今回の障碍飛越競技はオンタイム、喰い数戦でした)

・障碍個人戦

予選・・・同一馬匹内1鞍目で1障碍落下とタイム減点1点で合計5点減点。絶望しました。二枠しかない個人戦にせっかく出させていただけたのに初戦敗退を喫することになるとは。どう今村教官や部員達、山梨までいらしていただいた秋本先生、OB・OGの皆様、馬たちに顔向けすればいいのかと。
しかし、2鞍目の選手が障碍2落下し合計8点減点。その瞬間、決勝トーナメントへ進めることが決定しました。秋本先生に制止されてしまうほど、本当に嬉しくて嬉しくて仕方ありませんでした。
結局、3鞍目の選手も障碍3落下により、しれっと同一馬匹内1位で決勝トーナメントへ進むことができました。

準々決勝・・・じゃんけんに勝ったことから後段をとりました。前段の選手が馬に走られてしまい、第3障碍で1反抗ののちに第4障碍通過後落馬。つまり第5障碍まで無事に通過すれば勝てる状況で臨んだ後段でした。準備運動馬場では馬が本馬場で走っていたことさえ忘れてしまうほどのよい乗り心地かつ落ち着きっぷりでした。
しかし本馬場で試合開始後、第1障碍に馬が向かった瞬間、まさかの爆走を始めました。あわてて抑え、なんとか第1障碍を飛ばし、再び第2障碍へ向かって爆走を始めたのに対してより強く抑え、今度は抑えすぎて馬が止まりそうになるものの、なんとか通過。第3障碍以降は、まだまだイケイケでしたがある程度落ち着いて飛ばしていきました。
タイム勝負というよりも、どれだけ馬を走らせず、落ち着かせて飛ばせて帰ってくるのかということに切り替え、ひたすら完走することを目指して走行しました。
結果、完走し、タイム減点1点のみで準決勝に進むことができました。

準決勝・・・予選リーグで同一馬匹2位となった選手と再びあたりました。じゃんけんでは負けたものの、相手が前段を選んだため、後段での出場となりました。
結果、相手は障碍2落下で、減点8点となりました。この瞬間、タイムは気にせず、ただひたすら障碍を落とさないように丁寧に飛べば勝てるということが決まりましたので、今回もその方針で試合に臨みました。
結局、最終障碍のダブルで危ない飛ばせ方をしてしまい、ダブルのBで1障碍落下。予想と反し、タイム差は1秒以内という僕の中で今大会で一番よい成績を残しました。めでたく決勝進出となったわけなのですが、危ない飛ばせ方をしたと先輩方には大層怒られました。障碍間の短いダブルでどれだけ基本に忠実にできるかということがまだしっかりできていなかったことを反省しました。

決勝・・・まさか、まさか、ここで慈恵VS慈恵の試合が行われました。めでたいです!
対戦相手は一年生の板木!!
10年以上馬に乗っている超ベテランであることはご存じの方も多いとは思います。
対するはキャリア1年4ヶ月のペーぺー。
かわいいかわいい女の子の後輩ですが、ここは勝負の世界!
じゃんけんも容赦はしません。
大人げないとも言われましたが、じゃんけんに勝って後段を取りました。





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余裕で負けました。。。板木はタイム差0.65。僕はタイム差4.05。お互いに減点0でした。

結果1位は板木(慈恵)、2位は児玉(慈恵)、3位は吉田さん(山梨)
でした。
板木に土下座したのは良い思い出です。
その後、スカイパークの会員さんでらした山本さんから電話をいただき、祝福されるかと思いきや、「後輩に負けてんじゃねーよ」と怒られました。世の中厳しいです。

結果のみ見れば喜ばしいですが、しかし一方で、今回の試合は自分の技術で勝ち取った試合と言うよりは、相手のミスに乗じて勝ち上がった試合であったといえるので、まだまだであると実感したことも確かです。

来年こそは板木に勝てるような実力を身につけるため、これからも頑張っていきます!



障碍団体戦

個人戦にて一番多くのポイントを慈恵が獲得したため、障碍団体戦はシードを獲得し、準決勝から試合に臨みました。

準決勝 (対女子医戦)
前段の大野さんが1反抗にて減点を受けたものの後段の選手が障碍2落下で慈恵に勝ち点1。
次の板木がまさかの障碍落下で後段の選手に勝ち点1。
結局、僕の勝ち負けが直接慈恵の勝ち負けに関わってくる結果となりました。
昨日、準々決勝で乗った、走る馬に再び乗りました。
昨日ほど走るわけではなかったのですが、試走時に、昨日とはうって変わって障碍前で反抗しており、準備運動馬場では僕もオクサー障碍の前で反抗されました。結局、減点は0であったものの後段の選手も減点0で帰ってきたのでどちらが勝つかはアナウンス待ちとなりました。
皆でどきどきしながらタイム差のアナウンスを待っていました。いよいよ発表された!と思ったらスピーカーの調子が悪く、タイム差の1の位未満の部分は聞こえたのですが、肝心の1の位以上の部分が聞こえず、まだまだ皆でどきどきしながら、結果を直接聞きに行ってくれた部員の報告を待ってました。
部員が帰ってきて、「勝ちました!」と言ったときの慈恵の盛り上がりは大変なものでした。

決勝(対慶應戦)
慶應とは5月の定期戦で同じメンバーで戦い、負けてしまったので今回こそは勝ちたいという思いがありました。
板木が余裕の満点走行で帰ってきて、おそらく後段の選手に勝ったであろう結果となりました。大野さんが惜しくも最終障碍で落下があり、前段の選手に負けてしまいました。後段の僕は前段の選手が2障碍落下だったので障碍の落下さえ無ければ勝てるという状況にありました。
が、僕のミスで馬がきちんと障碍を飛ばずに障碍落下。それからも足を横木に引っかけて障碍落下。結局2落下で減点では前段と変わらず、タイム勝負となってしまい、結局負けてしまいました。
大変悔しかったとともに、まだまだ技術の甘さを痛感しました。

結果 1位慶應 2位慈恵 3位東医
となりました。


総合順位は
1位 慈恵 2位慶應 3位東医
でした。

今大会には秋本憲一先生、石川悟先生、清水先生、高橋未帆様、太田あゆ美さまがいらして下さりました。暑い中、遠い山梨の競技場まで応援に駆けつけて下さり大変感謝しております。ありがとうございました。
完璧な結果とは言えませんが、良い結果を残せたことを大変嬉しく思います。
日頃よりお世話になっております、OB・OGの皆様、今村教官、馬たち、部員の皆さん本当にありがとうございました。


続きまして幹部交代のご報告です。
先日の東医体をもちまして前幹部の宝さん、ボブさん、秋田さんは幹部を引退され、新たな幹部は

主将:児玉 啓輔
会計:宮野 千草
副将:中澤 峻
看護長:椿 よしの
予科長:國分 達

となりましたことを遅ればせながらお知らせ致します。伝統ある慈恵馬術部の黄金期を目指し、少しでもより良い部活運営を行えるようがんばりますので、どうぞ変わらぬご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。


慈恵医大馬術部主将 児玉 啓輔

2012年9月7日金曜日

8月について


 医学科4年の中澤宝です。ご報告が遅くなり申し訳ございません。以下、8月の出来事についてご報告させて頂きます。

 825日 歯学体
 この試合では、愛宕セカンド号が落鉄をしてしまい、シュークリーム号と貸与馬での出場となっております。予定とは異なる馬匹の騎乗に苦戦しながらも、多くの部員が入賞することができ、東医体に向けて励みとなる結果を残す事ができた試合でございました。特に椿よしの(看護学科2年)、桑原彩希(看護学科2年)が初試合にもかかわらず優勝したことは嬉しい驚きでした。障碍飛越競技に出場した選手も反抗や落馬がなく、全員無事に完走しております。
 私個人と致しましては、貸与馬で80cm障碍飛越競技に出場させて頂きました。結果は一落下でございました。しっかり障碍前で待つことができず、コンビネーション障碍の二つ目を落としてしまったので、今後の反省点と致します。
 秋本憲一先生、阿部ちひろ様、お忙しい中、富士吉田までご足労頂き誠に有り難うございました。

 86日 エアー・タイム号死去
 エアー・タイム号は昭和63年にニュージーランドで生まれた鹿毛の混血馬です。穏やかな性格で、主に下級生の練習馬として、スカイパークライディングクラブで活躍していました。私自身も下級生の頃、駈歩はもちろん、障碍も飛ばせてもらい大変お世話になりました。エアー・タイム号は学生の間でも非常に人気が高く、ヘルニアで騎乗できなくなった後も多くの部員が熱心にお世話をしておりました。最期の瞬間も学生が集まって、看取ることができました。
 学生一同、これまでのエアー・タイム号の活躍に感謝するとともに、心からの冥福を祈っております。

 81113日 東医体、幹部交代
 総合優勝致しました!
 納会、年賀状、部誌、新入生歓迎会と事ある毎にOB,OGの皆様に「東医体優勝します!」と宣言しておりましたが、有言実行できて嬉しい限りです。
 1年生から6年生まで合わせると部員は総勢32名、赤兎馬号という仲間も増えました。それにもかかわらず、東医体はおろか、その他の試合でも優勝する事ができず、悔しく申し訳ない思いをしておりました。そのため、今回の優勝の喜びは一塩です。一ヶ月近くたった今でも夢のようです。お恥ずかしながら、私は選手として出場することができませんでした。しかし、部員みんなで一つになって、東医体優勝ができたことは本当に幸せなことですし、誇れることだと思っております。今村教官を胴上げ出来たことは一生忘れません。
 このような結果を残せたのはひとえにOB,OGの皆様のおかげです。本当に有り難うございました。秋本憲一先生、高橋未帆様、太田あゆ美様、石川悟先生、清水圭祐先生、お忙しい中、山梨までお越し頂き有り難うございました。

 最後となりますが、東医体をもちまして幹部交代を致しました。新幹部は以下の通りとなっております。
主将:児玉啓輔(医学科2年)
会計:宮野千草(医学科3年)
副将:中澤峻(医学科2年)
看護長:椿よしの(看護学科2年)
予科長:國分達(医学科1年)

 皆様の暖かいお力添えのおかげで主将生活を楽しく過ごすことができましたことを心から感謝致しております。また皆様と出会えた事お教え頂いた数々の事が、私のこれからの新しい人生の大切な財産と思っております。今後は新幹部を中心に慈恵馬術部をより一層盛り上げて参りますので、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

東京慈恵会医科大学馬術部 前主将 中澤宝