2012年10月20日土曜日

新人戦

医学科2年の中澤峻です。10月14日に行われました新人戦についてご報告申し上げます。

予選のジムカーナですが、以前に東医体でのジムカーナ競技の経験がありましたので、そこまで気負いせず試合に臨めたと思います。自分が乗る馬の準備運動や試走を拝見し、少しはねるくせのある馬で、今村先生が慎重にゆっくり走行しろとおっしゃっていましたので、自分なりにイメージを立てていたのですが、1鞍目の方が駈足で飛ばしてきたので、スラローム以外は駈足で行けという指示にすぐに変更となりました。本走行ではスタート後のスラロームは慎重に誘導し、その後は駈足で行きました。2回目の巻きのり時に少し大きくなってしまいましたが、ある程度ベストを尽くせたと思います。しかしながら5鞍目の昭和大学の方に0.6秒及ばず敗退してしまいました。結果が出せなかったことはとても残念ではありますが、新人戦前の体育週間を含めた練習ではジムカーナや障碍の練習を新人戦の選手優先でさせていただき、とても有意義な時間をすごさせてもらい、今村先生や練習に付き合ってくれた部員の皆様には感謝の思いで一杯です。

OBOGの皆様、今村先生、部員の方々のご支援ご指導に感謝の意を申し上げると共に、今後も練習に尽力して参りたいと思います。ありがとうございました。

医学科2年 副将 中澤峻

2012年10月17日水曜日

新人戦

医学科2年の真野優子です。
10月14日に山梨県馬術競技場で行われました、新人戦についてご報告させていただきます。

新人戦は、予選ではジムカーナ競技、予選を勝ちあがれば障碍飛越競技という競技内容でした。
私はこの新人戦に出場させていただいたのですが、私を含め新人戦に出場することが決まった2年の部員は、連休や体育週間を使って練習に励みました。今村教官や先輩方に、私は特にジムカーナ競技の練習を見ていただき、とても濃い練習内容の部活動となりました。

本番では、ノースランドライディングクラブのノースリバー号に騎乗させていただきました。
まだまだ試合の出場経験が浅く、貸与馬に慣れていないという自覚はあったものの、準備運動馬場での2分間の準備運動では思っていた以上に指示がスムーズに馬に伝わっていることを実感でき、丁寧に競技に挑もうと思うことができました(実際に、ノースリバー号は優秀馬匹に選ばれました。)。
しかし、本番のジムカーナ競技では、2つ目の巻きのりをするときに十分に速度を落とせず、その次の一本橋の入り口できられてしまい、そこがタイムロスにつながってしまいました。
結果的には、予選通過をすることができませんでした。

部活動での練習と同じミスをしてしまったのが今回の試合の最大の反省点だと思っています。
この反省点を生かして、今まで以上に丁寧に馬を誘導できるよう練習励んでいきたいと思います。

今回の試合のために練習を見てくださった今村教官、いつもお世話になっておりますOBOGの皆様、熱心にサポートしてくださった先輩方や後輩たちに大変感謝しております。
ありがとうございました。

医学科2年 真野優子

2012年10月6日土曜日

平馬杯争奪戦(個人戦)

医学科一年の板木です。先日行われました平馬杯争奪戦(個人戦)について報告させていただきます。


予選リーグ
ノースオレッチ号に騎乗しました。私より先に騎乗した信州の選手がかなりの好タイムを出していたので、絶対に攻めなければ勝てない状況となりました。
最初は外をまわる予定だったコースもインを攻めたのですが・・・結果0.6秒及ばず。
走行後は悔しいやら情けないやら申し訳ないやらで、沈んだ気分でいました。しかし、同一馬匹内2位の選手の中で減点0の中でタイムが一番速い人が決勝リーグに上がれるワイルドカードを勝ち取り、ラッキーなことに準々決勝に上がることができました。


準々決勝
なんと5年生の大野さんとの試合になりました。騎乗した馬はハヤフリート号。くじ引きの結果大野さんが前段となりました。大野さんは最終障害でバーをポロッと落としてしまい、減点4。しかし良いタイムだったので、減点がついた場合勝ちが難しくなる展開でした。私はとにかくバーを落とさないことを意識し、なんとか減点0で帰ってきました。しかしタイムでは大野さんに及ばず、準決勝に上がったものの、私もまだまだだと痛感させられる結果となりました。


準決勝
今度は四年生の宝さんとの試合となりました。馬はまたまたハヤフリート号。じゃんけんの結果、私は前段となりました。準々決勝で乗った馬なので、インコースを選び、タイムを縮めることを心がけました。結果、お互いに減点0でしたが、なんとかタイムで逃げ切り、決勝に上がることができました。


決勝
またしても!またしても二年生の児玉さんとの試合になりました。東医体個人戦決勝と同じ対戦カードです。またもやじゃんけんに負け、私は前段となりました。騎乗した馬はホクトファング号。とにかく重い馬でした。
結果は・・・負けました。非常に非常にひじょーーーに悔しいです。決勝まで上がっておきながら、目の前で優勝カップを奪われてしまいました。敗因は、私が馬を動かしきれなかったこと。これに尽きます。



今回の試合は、私としてはあまりにも内容に反省点が多く、2位という結果はラッキーだったと思っています。しかし、慈恵が表彰台を独占できたことは、本当に嬉しいです!他大の選手と全然当たらず、慈恵による部内戦状態になってしまったことも、空気読めないなぁと思いつつ嬉しいです(笑)
最近では、他大の方々から「慈恵強い」、「慈恵ノってる」と言われることが多くなりました。今回の結果に慢心せず、さらに強い慈恵馬術部を目指して、練習に励みたいと思います。



最後になりますが、山梨まで応援に来てくださった秋本憲一先生、日頃からお世話になっているOB・OGの皆様、今村先生、先輩方、同輩、そして馬たちに、心からの感謝を申し上げます。

2012年10月3日水曜日

個人戦

医学科3年の中川愛です。
先日行われました平馬杯(個人戦)に出場させていただきましたのでご報告させていただきます。

まず医歯薬の試合に出るのは新人戦以来だったので、ものすごく不安なまま迎えた試合でした。
9月は主に赤兎馬で障碍の練習をさせていただいていましたが、上手く飛べたという感覚をつかめないまま試合1週間前を迎え、気持ちの上でも非常に焦っておりました。
先生にも先輩方にも、「選手の中でもお前が一番心配だ!」と言われていましたし(笑)、
とにかく落馬せずにコースを回ってくることを第一の目標にしていました。

山梨の競技場に着いた後は時間をかけて下見をすることができ、そのおかげか本番もかなり精神的に落ち着いて乗ることができました。騎乗した馬もとても良い子で、自分とも合っていたようです。
準備運動後、引きつった笑顔くらいは作れる余裕がありました笑
そして本番の走行。
1番障碍はとにかく大事に飛ぼうといつも以上に意識しました。
2~4番障碍も通過。
それまではインコースを攻めるなど考えないようにしていたのですが、一瞬「行けるかも?!」と思えたのでそのまま内側を回り、オクサーの連続障碍・・・も無事通過。
8番以降で馬がちょっと加速したので抑えるようにして10番の垂直障碍に向かい、
あ、飛べた。
と思った瞬間一気にほっとしました。笑
結果は予選敗退となりましたが、自分でも驚くくらい丁度良い緊張感の中乗れたと思います。
問題は常にこの精神状態で臨めるかどうかだな、と。
そのためにはそれまでの準備(普段の練習の積み重ねや下見)が重要だということを実感しました。
あとは最初が肝心ということで1番障碍を丁寧に元気よく行こうとあらかじめ肝に銘じておいたこともよかったのかなと思います。
今村先生にはまだまだ体を起こすのが遅いとご指摘いただいたので、今後も自分の癖を直していきたいと思います。あとやはりタイムで負けてちょっと悔しかったので、馬のスピードにも慣れていきたいです。


書いていて、どれも当たり前なことではあるのですが、試合に出ることで言葉で捉えるよりもずっと強く実感することができました。
このような経験を与えてくださった今村先生や、サポートに回って下さった先輩方・同学・後輩には本当に本当に感謝しています。
やはり普段の練習では見つけられないことが、試合で見つけられることができると思うので、後輩にも是非そのような経験をしてほしいなと思います。
というわけで、これからは2週間後の新人戦に向けて後輩のサポートをすべく頑張りたいと思います!

最後になりましたが、お忙しい中いらしてくださった秋本先生に御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

2012年10月2日火曜日

平馬杯争奪戦


 医学科年の中澤宝です。自分の試合の振り返りになってしまい恐縮ですが、一昨日行われました平馬杯争奪戦について書かせていただきます。

予選リーグ
 平馬杯争奪戦の予選リーグは七つのブロックに四名ずつ別れ、それぞれ同一馬匹内で一位の選手のみが決勝トーナメントに出場できます。(ただし、各ブロックの二位の中で、減点0でタイムが一番早い選手だけは決勝トーナメントに出場できます。1年の板木はこれで決勝リーグに出場できました。)
 初戦では、大野さんが東医体準決勝で騎乗し、一反抗をされた馬に騎乗しました。脚が少しでも足りないと、踏切が合わないので、とにかく障碍前では脚を必死で使いました。結果、タイムはまずまずですが、満点走行で帰ってくることができました。今村先生から「初めてまともな走行をしたな」と笑顔で仰って戴きました。しかし、障碍間で身体が起きていないと、秋本先生や雨宮先輩からご指摘を受けたので満足のいく内容ではなく、馬に助けられた結果だと思っています。
 その後、私は一鞍目だったので走行後に、争う相手が経験者二名、6年生一名だと知りました。「これは勝ち目がないかな〜」と思い他の慈恵の選手を観戦していました。しかし、気づけば私の相手の三名中二名は一落、一名は落馬。いつの間にか決勝トーナメント進出が決まっていました。思わず、「なんか勝ってしまいました」と言い、今村先生に笑われてしまいました。

決勝トーナメント 第1試合
 児玉や板木が東医体個人の決勝で騎乗した馬での試合となりました。この馬は日頃から板木が「できることなら飼いたい」と絶賛している馬で、障碍を飛越した時の滞空時間が非常に長い馬です。正しいタイミングで随伴を深めにすることと、障碍間で身体を起こすことを意識しました。
 結果は満点走行で、相手が落馬失権でした。実際に騎乗してみると、非常に扶助に素直で板木が絶賛する意味がわかりました。しかし、馬が飛越するよりも先に随伴してしまうことがあり、馬が拒止しなかったから良かったものの、またしても馬に助けられた結果となりました。

決勝トーナメント 準決勝
 板木との試合になりました。部内戦です。学年は三つも下ですが、馬術歴・実力は桁違いの相手です。今村先生からは「胸をかりるつもりでいけ」というお言葉を頂戴しました。じゃんけんをして勝った私は迷わず後段を選びました。大人げなくても勝てればいいのです。
 結果はお互い満点走行。「もしかしたら勝てるんじゃないか」と内心思いつつ、放送でタイムを聞くと4秒差で板木の勝利。極めて妥当な結果でした。板木と違い、ショートカットなんて高等な技術は持ち合わせていない私は完敗しました。彼女の走行をよく見て技術を盗みたいと思います。

決勝トーナメント 三位決定戦
 最後に騎乗したのは今まで障碍のコースを回ったことがないという新馬でした。乗ってみると今までの馬と違い、曲がらない曲がらない。今村先生も準備運動馬場で小さく巻き乗りをさせない程でした。これは私の技術では厳しいと思いつつも、ここまできたからには入賞したいと思い、覚悟を決めて走行しました。
 結果は5番障碍で三反抗失権でした。主な原因は4番を飛越後に馬を抑えるために拳に頼ってしまったことと、5A障碍での先飛びだと今村先生からご指摘を戴きました。
 相手は予選で板木を破った信州の千野くんだったので、負けたと思い落胆しながら、彼の走行を見守りました。案の定、千野くんの走行は私よりも安定感があり、スイスイと飛越していきます。しかし、第5障碍にきたとたん馬が反抗。結局相手は5A障碍を飛ぶことができず三反抗となり、僅差で勝利しました。完全に私のせいで馬が反抗するようになったので、千野くんと馬匹には申し訳ないですが、結果は三位入賞。素直に嬉しいです。

 試合全体を通して考えると、技術における反省点は多く、馬と相手のミスに助けられる場面が多かったです。今後は、今回の結果に慢心せずに、今村先生のもと更なる技術向上に励みたいと思っています。

 今回の結果は四年間にわたり、OB,OGの皆様の変わらぬご声援があったからだと思っております。本当に有り難うございます。これからも恩酬常に誠となるよう、新人戦・サムス杯優勝を目指して頑張って参りますので、変わらぬご指導ご鞭撻の程を宜しくお願い致します。
 最後となりますが、台風が迫る中、山梨までご足労頂いた秋本先生に感謝申し上げます。

医学科4年 中澤 宝