2012年10月3日水曜日

個人戦

医学科3年の中川愛です。
先日行われました平馬杯(個人戦)に出場させていただきましたのでご報告させていただきます。

まず医歯薬の試合に出るのは新人戦以来だったので、ものすごく不安なまま迎えた試合でした。
9月は主に赤兎馬で障碍の練習をさせていただいていましたが、上手く飛べたという感覚をつかめないまま試合1週間前を迎え、気持ちの上でも非常に焦っておりました。
先生にも先輩方にも、「選手の中でもお前が一番心配だ!」と言われていましたし(笑)、
とにかく落馬せずにコースを回ってくることを第一の目標にしていました。

山梨の競技場に着いた後は時間をかけて下見をすることができ、そのおかげか本番もかなり精神的に落ち着いて乗ることができました。騎乗した馬もとても良い子で、自分とも合っていたようです。
準備運動後、引きつった笑顔くらいは作れる余裕がありました笑
そして本番の走行。
1番障碍はとにかく大事に飛ぼうといつも以上に意識しました。
2~4番障碍も通過。
それまではインコースを攻めるなど考えないようにしていたのですが、一瞬「行けるかも?!」と思えたのでそのまま内側を回り、オクサーの連続障碍・・・も無事通過。
8番以降で馬がちょっと加速したので抑えるようにして10番の垂直障碍に向かい、
あ、飛べた。
と思った瞬間一気にほっとしました。笑
結果は予選敗退となりましたが、自分でも驚くくらい丁度良い緊張感の中乗れたと思います。
問題は常にこの精神状態で臨めるかどうかだな、と。
そのためにはそれまでの準備(普段の練習の積み重ねや下見)が重要だということを実感しました。
あとは最初が肝心ということで1番障碍を丁寧に元気よく行こうとあらかじめ肝に銘じておいたこともよかったのかなと思います。
今村先生にはまだまだ体を起こすのが遅いとご指摘いただいたので、今後も自分の癖を直していきたいと思います。あとやはりタイムで負けてちょっと悔しかったので、馬のスピードにも慣れていきたいです。


書いていて、どれも当たり前なことではあるのですが、試合に出ることで言葉で捉えるよりもずっと強く実感することができました。
このような経験を与えてくださった今村先生や、サポートに回って下さった先輩方・同学・後輩には本当に本当に感謝しています。
やはり普段の練習では見つけられないことが、試合で見つけられることができると思うので、後輩にも是非そのような経験をしてほしいなと思います。
というわけで、これからは2週間後の新人戦に向けて後輩のサポートをすべく頑張りたいと思います!

最後になりましたが、お忙しい中いらしてくださった秋本先生に御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。

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